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ドバイ・ツアー第1ステージ

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2月3日、中東のUAEアラブ首長国連邦)のドバイ近郊で行われる4日間のステージレース、ドバイ・ツアーが開幕し、第1ステージは集団スプリントを制したマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ)が優勝した。

ドバイ・ツアーはジロ・デ・イタリアなどを開催するRCSが2014年に開始したレースで初年度はテイラー・フィニー(アメリカ、BMCレーシング)、昨年はマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)が総合優勝している。

第1ステージはドバイをスタートしフジャイラにゴールする173kmで行われた。

スタートから30キロはアタックと吸収が続き、フィリップ・ジルベールベルギー、BMCレーシング)もアタックしたものの集団に連れ戻された。

その後、ロイック・フリーゲン(ベルギー、BMCレーシング)とマーティン・モーテンセンデンマーク、ワンプロサイクリング)、シャルル・プラネ(フランス、ノボ・ノルディスク)、マルク・ソレール(スペイン、モビスター)、スフィアーヌ・ハッディ(モロッコ、スカイダイブ・ドバイ)、へススアルベルト・ルビオ(スペイン、アルナスル・ドバイ)の6名の逃げが形成された。スプリントポイントはハッディがすべて先頭で通過していく。

一方、集団ではエティックス・クイックステップやディメンションデータが中心となってコントロールし残り40キロでタイム差を3分とした。

そして残り10キロで逃げを集団が吸収。エティックス・クイックステップやトレック・セガフレードがトレインを並べる中チームウィギンスも間に割って入る。その後もトレイン合戦となり残り3キロでジルベールがアタックするもすぐに吸収された。

ゴール前では残り200メートルでマッテオ・トレンティン(イタリア、エティックス・クイックステップ)がキッテルを発射しキッテルが圧倒的なパワーを見せつけて集団スプリントを制した。

「特に去年は苦しいシーズンだったからこの勝利は信じられないくらいに嬉しい。さらにチームが凄くいい仕事をしてくれた」とキッテルはレース後にコメントした。

リザルト

1位 マルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ) 3h35'21"
2位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)
3位 ジャコモ・ニッツォロ(イタリア、トレック・セガフレード
4位 サッシャ・モドロ(イタリア、ランプレ・メリダ
5位 アンドレア・パリーニ(イタリア、スカイダイブ・ドバイ)
6位 アンドレア・グアルディーニ(イタリア、アスタナ)
7位 クリス・オーピー(イギリス、ワンプロサイクリング)
8位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、チームスカイ)
9位 ミカエル・コラー(スロバキア、ティンコフ)
10位 トーマス・ヴァイクス(リトアニアアルナスル・ドバイ)