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ヘラルド・サンツアー プロローグ

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2月3日、オーストラリア・メルボルンでヘラルド・サンツアー(正式名称はジャイコ・ヘラルド・サンツアー)が開幕し、プロローグスペシャリストのウィリアム・クラーク(オーストラリア、ドラパック)が初日のプロローグを制して総合首位に立った。

2月3日、F1オーストラリアグランプリやテニスの全豪オープンなども行われるオーストラリア・メルボルンを走る2.1kmのプロローグで全5日間で行われるヘラルド・サンツアーが開幕した。

レースは第一走者のマイケル・ストラー(オーストラリア、コーダメンサ)が2分49秒のタイムを出しスタート。すぐにライアン・カヴァナフ(オーストラリア、ステートオブマッター)が2分42秒というタイムを出しホットシートがカヴァナフに移る。そのタイムを更にパトリック・ショウ(オーストラリア、アヴァンティ)が0.19秒が上回る。

その後、小雨の為レースが中断したが10分後に再開。そして午後には晴れ間も戻ってきた。その頃、オーストラリアロードチャンピオンのジャック・ボブリッジ(オーストラリア、トレック・セガフレード)が2分40秒というタイムを出した。しかしロビー・ハッカー(オーストラリア、アヴァンティ)が2分37秒、ニール・ヴァンデルプローグ(オーストラリア、アヴァンティ)が2分36秒とタイムがどんどん速くなっていく。

そして更にそのタイムを上回ったのが昨年のヘラルド・サンツアーのプロローグを制したクラークだった。クラークは2分34秒というタイムをたたき出ししロードバイクながら平均時速50km/hオーバーを記録した。

ウィルの愛称で親しまれているクラークはオーストラリア・タスマニア島出身の30歳。2010年まではジェネシスに所属。その年にAG2R・ラ・モンディアルで研修生となり、翌年レオパード・トレックでプロデビュー。その後チャンピオンシステムとアルゴスシマノに所属し、2014年からドラパックに所属している。

脚質はルーラーでプロローグに強くツアー・オブ・ジャパンのプロローグで2勝、ツール・ド・熊野のプロローグでも優勝しており日本でも比較的有名な選手だ。また、2012年にはツアー・ダウンアンダーにUniSA・オーストラリアで出場し独走逃げ切り勝利もしている。

ステージ優勝が期待された昨年のツール・ド・フランス覇者クリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)は8秒遅れの27位に終わった。

日本勢は別府史之(日本、トレック・セガフレード)が11秒遅れの50位、窪木一茂(日本、ニッポ・ヴィーニファンティーニ)が15秒遅れの73位、小石祐馬(日本、ニッポ・ヴィーニファンティーニ)は19秒遅れの85位に終わった。

リザルト

1位 ウィリアム・クラーク(オーストラリア、ドラパック) 2'34"
2位 カレブ・イワン(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) +01"
3位 ニール・ヴァンデルプローグ(オーストラリア、アヴァンティ) +02"
4位 ロビー・ハッカー(オーストラリア、アヴァンティ) +03"
5位 ジョセフ・クーパー(ニュージーランドアヴァンティ) +04"
6位 サム・ビューリー(ニュージーランド、オリカ・グリーンエッジ) +05"
7位 ニッコロ・ボニファツィオ(イタリア、トレック・セガフレード
8位 ダミアン・ハウソン(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)
9位 ピーター・ケノー(イギリス、チームスカイ)
10位 アンソニー・ジャコポ(オーストラリア、アヴァンティ

50位 別府史之(日本、トレック・セガフレード) +11"
73位 窪木一茂(日本、ニッポ・ヴィーニファンティーニ) +15"
85位 小石祐馬(日本、ニッポ・ヴィーニファンティーニ) +19"