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トロフェオ・ポレンサ2016


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1月30日、チャレンジマヨルカ第2戦のトロフェオ・ポレンサがスペイン・マヨルカ島で行われた。

コースはポレンサをスタートし、アンドラチにゴールする153km。細かなアップダウンが続くトロフェオ・フェラニチに対してトロフェオ・ポレンサは2級山岳1つ、3級山岳2つを超えるコースでクライマーやパンチャー、スプリンターなどどのタイプにも勝機があるコースだ。

レースは序盤に34名の大きな逃げ集団が出来たものの、アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)での2連勝を狙うロット・ソウダルなどのスプリンターチームによって集団がコントロールされゴールまで40kmを残して集団は1つとなりレースは振り出しに戻った。

最後の3級山岳ガレリア峠で集団は活性化し下りで20人が抜け出した。そしてその下りでジャンルーカ・ブランビッラ(イタリア、エティックス・クイックステップ)がさらにアタックし独走状態に持ち込んだ。一方集団からはグライペルなどが遅れてペースが大幅に下がった。

ブランビッラはゴールまでペースを落とさず20名弱の追走集団を2秒差で振り切り6年ぶりの優勝となった。2位にはミハル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)、3位にはゼネク・スティバル(チェコ、エティックス・クイックステップ)が入った。

ブランビッラはイタリア・ロンバルディア州ベッラーノ出身の28歳。2010年にコルナゴ・CSF(現在のバルディアーニ・CSF)でプロデビュー。プロ1年目でグランプリ・ノビリで優勝、2012年にはジロ・デ・イタリアで総合13位に入った。2013年にオメガファルマ・クイックステップ(当時)に移籍し、昨年はブエルタ・ア・エスパーニャ総合13位やイル・ロンバルディア10位などの結果を残した。

ブランビッラは「2人の元世界チャンピオンそして素晴らしい友人と表彰台に乗ることが出来て嬉しい、素晴らしい勝利だ。調子は良かったけど最高ではなかった。レースは凄いハードでアタックが多く集団がダウンして人数が少なくなっていた。本当はトレンティン(マッテオ・トレンティン)のアシストだったんだけどアタックがあったからそれについて行ったんだ。最後の長い登りに賭けていてアタックしてなんとか抜け出すことが出来たんだ。」とレース後に語った。

リザルト

1位 ジャンルーカ・ブランビッラ(イタリア、エティックス・クイックステップ) 3h32'23"
2位 ミハル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ) +02"
3位 ゼネク・スティバル(チェコ、エティックス・クイックステップ
4位 ティシュ・ビノート(ベルギー、ロット・ソウダル)
5位 ディラン・ファンバールレ(オランダ、キャノンデール
6位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレック・セガフレード
7位 スコット・スウェイツ(イギリス、ボーラ・アルゴン18)
8位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
9位 レオポルド・コニック(チェコ、チームスカイ)
10位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、モビスター)