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トロフェオ・フェラニチ2016


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スペイン・マヨルカ島を舞台にしたワンデーレース4連戦、チャレンジ・マヨルカが1月28日のトロフェオ・フェラニチで開幕した。

トロフェオ・フェラニチはマヨルカ島のフェラニチをスタートしセス・サリネスやカンポスを通りポレレスへゴールする174kmで行われた。

過去の優勝者はマッテオ・ペルッキ(イタリア、IAMサイクリング)やサッシャ・モドロ(イタリア、ランプレ・メリダ)、リー・ハワード(オーストラリア、IAMサイクリング)などスプリンターが多く、コースは細かなアップダウンこそあるものの集団スプリントになりやすいレースだ。

レースはスタートから30km弱でドミンゴス・ゴンカルベス(ポルトガル人、カハルーラル・セグロスRGA)、エネコ・リサラルデ(スペイン、エウスカディ・ムリアス)、グリシャ・ヤノルシュケ(ドイツ、チームロス)の3人の逃げが形成され最大4分のリードを稼いだもののゴールまで25キロを残して吸収された。その後ザビエル・カネラス(スペイン、スペインナショナルチーム)がカウンターアタックするものの残り6kmで集団に捕まった。

最後の登りではぜネク・スティバル(チェコ、エティックス・クイックステップ)やトムイェルテ・スラフテル(オランダ、キャノンデール)、アンヘル・マドラソ(スペイン、カハルーラル・セグロスRGA)などがアタックを試みるがスプリントに向けてペースを上げる集団を振り切ることが出来なかった。

集団は大集団のままゴールスプリントに持ち込まれアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)が集団スプリントを制し優勝した。2位にはサム・ベネットアイルランド、ボーラ・アルゴン18)、3位にはエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、ディメンションデータ)が入った。

オフシーズンの充実したトレーニングの結果を今シーズン初レースでの勝利で示したグライペルは、この勝利がプロ12年間で通算124勝目となった。

グライペルは「シーズンを勝利で始められるのは嬉しい。チームもよく仕事をしてくれたのでその価値に値する仕事を出来たと思う」トレース後に語った。

リザルト

1位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル) 4h05'15"
2位 サム・ベネットアイルランド、ボーラ・アルゴン18)
3位 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、ディメンションデータ)
4位 ラムナス・ナヴァルダスカス(リトアニアキャノンデール
5位 マッテオ・トレンティン(イタリア、エティックス・クイックステップ
6位 ヨナス・ファンヘネヒテン(ベルギー、IAMサイクリング)
7位 アンドリュー・フェン(イギリス、チームスカイ)
8位 フィリッポ・フォルティン(イタリア、GM・ヨーロッパオヴィーニ)
9位 マルク・サルー(フランス、FDJ)
10位 アルベルト・トーレス(スペイン、スペインナショナルチーム